がん細胞は赤血球の病的分化によって生じる。
乳汁は血球及び血液を主体として形成されるものであるが、出産後5日頃のマウスの乳腺が著明に発育したとき、突然授乳を中断すると、多量に蓄積した乳汁の排泄が行われないために、ただでさえ一種の炎症にも似た乳房の充血状態の下では、それが刺激となって乳房炎を起こすのは当然である。乳房炎が慢性化すれば乳房組織が乳腺症や前がん状態に陥る可能性も大きい。
これに反し、自然の授乳を行えば、このような炎症を起こさずにすむわけである。日本人に乳がん発生率が少ない理由である。
卵胞ホルモンが乳がんや乳腺腫の原因となる可能性は、もちろんあり得ることである。ただし、これは性ホルモンそのもののためではない。卵胞ホルモンによって乳腺へ分布する神経と血管を刺激し、乳腺への血液補給を旺盛にし、乳汁分泌を盛んにするから、腫瘍発生または前がん状態に至らすのである。
これを防ぐには、自然哺乳をさせるしかないが、それができない場合は、減食、と乳汁を搾取する方法を講ずることが大切である。
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