生体内原子転換 千島喜久男
赤血球と脂肪との可逆的変化
赤血球は正常な人体や動物で、脂肪に変化する。栄養不良(断食や飢餓も含む)の場合には逆に脂肪から白血球を経て赤血球へ逆分化する。
Nを含まない脂肪と、これを含む赤血球が可逆的な反応を示すのだから、これは赤血球が脂肪変性するときNは消失するわけであるが、この行方不明のNは生体内でN→C+Oへ転換するものと解すればよい。
栄養不良時には、脂肪からヘモグロビンやNを含む赤血球へ逆分化する。この際はNはC+O→Nへ転換すればよい。
食物中にNがへると、腸内でNの内部生産が増してくる。これは生体の防衛反応とでもいうべきことで、腸内でNへ転換させるのである。
私見によればこれは腸内細菌の作用によるものと考えられる。Nの少ない食物を主食とする草食動物がNの多い肉や卵や乳を毎日生産するわけも、これによって理解できる。
草と血:緑と赤
緑色の野菜の中のクロロフィール(葉緑素)が、血液(特に赤血球)の鮮紅色なヘモグロビンを造る根源であろう。
野菜の緑の汁から赤い血の転換。草食動物が緑の野菜だけを食べていて赤い血を造る。
クロロフィールとヘモグロビン(葉緑素と血色素)の両色素が化学反応式が酷似していて、ただ、前者の構造の中心がMgであり、後者のそれはFeであるのが主なるちがいであるが、両者とも4つのピロールリングが結合していてよく似ている。これは偶然の類似ではなさそうである。
タンパク質と脂肪や炭水化物との可逆性
腸の弱アルカリ性の中で、ヘモグロビン化プロテインが合成される。草食動物が草だけを食べていて赤血球を腸造血しているのは、腸内のバクテリアの働きが充分考えなければならない。
草食動物や人間では、ヘモグロビンは鉄(Fem)(4.5%)とタンパク質(globin)(9.5%)の結びついたものであるが、葉緑素はマグネシウム(Mg)とタンパク質(グロビンに似たもの)の結合物だから一種のマグノグロブリンに近いものといえそうである。
緑の食物を主として食べている草食動物が、現実に多量のヘモグロビンを毎日生産しているのだから、たとえ、鉄分の一部は鉄を含む飲食物からのものがその給原となることは推定できるが、それでは到底不足するにちがいない。
そこでMg→Feへの転換が考えられる。
植物の緑色のクロロフィールから動物の赤色のヘモグロビンへの原子転換。
これは私の想像であって確証はない。いずれにしても、消化管内の共生バクテリアの酵素作用によることは確かであろう。
薬サプリ毒なしごはん
タッタこれだけ
ありがとサンキュ!



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