生物進化の螺旋性と進化発展の契機としての集合と融合 千島喜久男
微生物や細胞などの起原を率直に観察すれば、単細胞微生物ですら定型的な個体性をもたない有機物質からコアセルヴェーションによって、明確ないわゆる1個の生物体にまで発展するあらゆる段階が認められる。更に微生物のように一応個体性をもったものが集団となり、それが第2次コアセルヴェーション(AFD現象)によって、より大きく、より高次な1個の細胞へ発達する過程も見られる。
個体性を厳密に定義づけたり、識別することは従来考えられているように簡単にはいかない。それ故私は進化の出発点を細胞構造をもたないモネラとしている。
求心的螺旋としたわけは、進化は大局的にはエネルギーの収斂と凝縮であり退化と死の過程は拡大と分散であるからである。また螺旋は前進と後退の反復を表現することにも深い意義をもっている。
進化の出発点即ち有機物モネラやバクテリアからの歴史を荷っているわけである。最も新しく、しかも最も古い存在である。そしていつかは退化絶滅の運命を辿らざるを得ないだろう。これに反してモネラやバクテリアは最も新しく且つ最も古い存在だともいえよう。
ADF現象(超個体的オーガニゼイションまたは第2次コアセルヴェーション)
“United we stand, divided we fall”(合すれば立ち、離れれば倒る)という西諺がある。東洋でも人という字はこれに似た意味を含んでいる。私はこの意味を更に生物全体に拡げ、“ADF現象”が生物の発展、進化や体制化(organization)
の根本的要因であると述べる。
いわゆる1個の生物だと考えられていた下等微生物が集合(Aggregation)し、融合(Fusion)し、更に分化(Differentiation)して1個の細胞又は一個の群体乃至は個体へ発展することが、単細胞及び多細胞生物の発生、進化、発展の根本であることをバクテリアや血球を中心とする私の研究結果を中心に論述する。
このような現象を私は第2次コアセルヴェーションまたはAFD現象(または過程)と呼ぶ。現在の地球上に於いても下等微生物の世界では日々このような群体から又はいわゆる共生と呼ばれている現象を通じて新しい、より高次な細胞乃至は種へ発展し進化している。
私見によれば競争(闘争)と相互扶助(共生symbiosis)とは生物進化の要因としては、何れも等しい重要性をもつものである。この相反する現象こそ生物界に観られる普遍的原則なのである。同一種内に於いても、また、異種間に於いても、生存のための競争のあることは一々ここに例をあげるまでもなく、私たちの日常生活に於いても、広く生物界を見渡しても常に見られることである。
この点、Darwinの生存競争説は一面の真理を含んでいる。しかし闘争の面のみを強調して、その反面に生物界に広く見られる共生現象(相互扶助)を軽視した点に大きな欠陥がある。
私は、下等微生物の世界では多数の個体が集合し、融合、分化することによって繁栄し進化する事実を発見した。調和、調整は科学的な真実に一致する。
喜久男はえらい
愛ある研究
食物モネラちゃん
血球モネラちゃん
宿主母さん、食改してね!
赤ちゃん血球、毎日1700億!


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